「椎名林檎と彼奴等と知る諸行無常」に行った
はじめに
みなさん、こんにちは。2023年初の投稿です。
今回はタイトル通り椎名林檎のライブツアー「椎名林檎と彼奴等と知る諸行無常」を鑑賞しに行った感想ブログです。
私にとって初めての椎名林檎女史のライブでしたが、非常に満足度の高い公演でした。足を運んでから少し時間が経ってしまったのですが、(エッ、もう4ヶ月経ったの?!早い)あの素敵な空間を思い出しながら感想を書き出してみたいと思います。
会場
今回私が参戦したのは3月13日・15日の東京は渋谷、Bunkamuraオーチャードホール公演。
ホールにあまり行かない私にとっては、音の響き方もキャパの小ささもすべて新鮮に感じました。
開演前
初めての椎名林檎ということで、椎名林檎女史の公演には欠かせない手旗を購入。リンゴ酸の構造式があしらわれた今ツアーの手旗。とても粋でハイセンスなグッズだなあという感想を抱きました。
会場内はおしゃれに着飾った方々もちらほら。椎名女史の過去の衣装を再現している方や、お着物をお召しになられている方など、皆さん思い思いに今日このライブを楽しもうという気概が感じられる様子でした。
セットリスト
- あの世の門
- 我れは梔子
- どん底まで
- カリソメ乙女
- 走れゎナンバー
- JL005便で(remix)
- ワインレッドの心
- 酒と下戸
- 意識(remix)
- 神様、仏様
- TOKYO
- 天国へようこそ
- 鶏と蛇と豚
- 幸先坂
- 人生は夢だらけ
- 仏だけ徒歩
- 私は猫の目
- 公然の秘密
- 女の子は誰でも
- Eternal Flame (cover)
- いろはにほへと
- 命の息吹き
- いとをかし
- 長く短い祭
- 緑酒
- NIPPON
アンコール
- 母国情緒
- ありあまる富
開演
それでは公演内容についてお話しましょう。少し前の話になってしまうので記憶が薄れてきているのと、全曲に対して感想を書いていたら大変なことになってしまうので特に印象的だった数曲をかいつまんでお話します。
ステージに薄い幕がかけられた状態から「あの世の門」でスタート。
どうでもいいのですが、この幕から漏れ出る光も相まってめちゃくちゃスマブラに見えちゃって…本公演に行かれた方ならわかると思いますが、マジでスマブラ始まるんじゃないかと思ったよ私は…
「カリソメ乙女」は椎名林檎らしさというか、彼女の世界観が詰まった曲であるので歌ってくれたのはとても嬉しかったです。力強い歌声とアップテンポなビートに少し切ない歌詞が最高でした。というか、椎名林檎生歌めちゃ上手くないか?最初の数曲を聴いて”すごい、すごい”と圧倒されっぱなしでした。
東京事変名義の楽曲「酒と下戸」のパフォーマンスも嬉しかったです。私はどちらかというと東京事変が再始動してから本格的に椎名林檎と東京事変を好きになったので、東京事変の楽曲をソロ名義ライブで披露されるだけでもおつりが来るような感覚になります。
みんな大好き「神様、仏様」!やはり有名どころの楽曲やアップテンポの楽曲は観客の盛り上がり度合いも一段と違いますね。
アップテンポであったり重厚な楽曲が続きましたが、「幸先坂」から雰囲気が一変。「人生は夢だらけ」「仏だけ徒歩」など、個人的に好きな楽曲が続きました。
人生は夢だらけは、聴くだけで”今日は私が主人公!”みたいな気持ちになれるので大好きなのです。そんな曲を生で聴くことができて大興奮でした。また、仏だけ徒歩では原曲とは大きく異なるアレンジで意表を突かれました。あのアレンジ、とても気に入ったので早くライブ映像で見返したい気持ちが強い…。
そしてびっくり、新曲「私は猫の目」!タイトル通り、にゃおにゃおと鳴くような歌詞と挑発的なメロディーとリズムで虜になってしまいました。今現在ではリリースされ各媒体で聴くことができるようになっています。
私の大好きな「公然の秘密」も披露されました。椎名女史の色気たっぷりの本楽曲ですが、峰不二子みたいで憧れます。私もあんなセクシーな大人になりたい。
自己肯定感バリバリに上がる「女の子は誰でも」も披露。今回のアレンジは落ち着いたテンポでピアノが奏でるメロディに優しく歌声が載るような感じでした。女史のお召し物がパジャマのようなお召し物で、枕をぎゅっと抱きしめながら歌われる様子はかわいらしい女の子が夢を見ているようで大変良かったです。
その後のThe Banglesのカバー「Eternal Flame」はお恥ずかしながら初めて聴きました。本楽曲、歌詞がとてもグッとくる。原文の歌詞も、舞台上に投影される和訳歌詞もどちらも筆舌に尽くしがたい良さで公演が終了した後からずっとリピートしていました。あの和訳、全文で読みたい。
「いろはにほへと」はリリース当時どハマりして狂ったように聴いていたので生で聴くことができて満足でした。独特の世界観と言葉遣い、あの音階とMV、どれをとっても一級品だと思います。
このあたりでの椎名女史のお衣装がとても素敵だったことを覚えています。山車をね、頭に載せてるの…。(絶対に伝わらない)
林原めぐみさんに楽曲提供した「命の息吹き」は先日放送のNHKの特集番組でも披露されましたね。林原さんが歌われる命の息吹きとは打って変わって終始力強いエネルギーを感じるパフォーマンスでした。
そしてここからはラストスパート。「長く短い祭」ではおなじみの手旗を皆で振るシーンが。ライブ映像で見ていたところだ!と興奮しながら手旗を振りましたが、あれ意外と振るの難しいですね。どうしても棒に旗が絡みついてしまう。精進します。
そのまま「緑酒」を披露。私はこの曲が大好きで、この曲がきっかけで椎名林檎沼に本格的に沈んだまでもあります。まさか歌ってくださるとは思わず大大大興奮。
アウトロからそのまま続けて「NIPPON」へ!会場のボルテージもマックスに!私はNIPPONや群青日和でゴリゴリにエレキギターを弾く椎名林檎が大好物なので、興奮しまくりでした(終始興奮しているだろ)!
ここで一旦公演は終了しましたが、アンコール!
ツアーTとタイトスカートをお召しになられた女史が再登場。と~~~ってもかわいかった!このアンコールのお衣装とビジュがダントツでお気に入りでした。
「母国情緒」では"もしも望みが叶うのならば言葉を交わしたい"という歌詞で、女史が観客の方をじいっと見つめながら手を広げていらっしゃいました。「言葉を交わしたい」と表現しているようできゅんとしてしまった。
ラストは「ありあまる富」。社会人になった今、改めて聴くと自分の頑張りや辛くて苦しいことも全部受け入れて肯定して大丈夫だと励ましてくれるような楽曲だなと思います。ライブでも女史がこの楽曲を通して観客を励ましてくれているようでうるっとしてしまいました。
エンディングでは「シドと白昼夢」のインストアレンジが流れる中エンドロールが流れました。可愛かった。
総括
終始お衣装が素敵でした。ちなみに1日目に参戦した際はなんと座席が1Fの7列目というご新規に優しい場所で、しっかりと女史の美しさを浴びてまいりました。
バンドメンバーも精鋭ばかり。やっぱり椎名林檎が選ぶドラマーはプロ中のプロと言えるバリうまドラマーばかりですね。最高でした。
初めての椎名林檎のライブでかなり不安でしたが、チケット代以上に楽しめましたし、また機会があるのであればぜひとも足を運びたい所存です。林檎班も継続しましたし。
噂によれば今年秋口以降何かあるかも…?ということなので、ちょっぴり期待をしてまた日常を生きていこうと思います。私たちは諸行無常をみつけたものね!
余談
公式レポートが出ているのでこちらから衣装等のお写真が見られます。
では今回はここまで!またすぐ更新しますので、その際はご覧いただければ幸いです。